お食事。ご休憩。ご宿泊。

昨日台所にGが出た。Gと言っても羊の大好きなゴスペラーズだったらどんなにかよかったかと思うし、G☆MEN’S*1だったりしたら誰に自慢しようかー自慢しても解ってくれる人なんていねーべ、って感じなのだけども、残念ながらGisゴキブリなのである。あのツヤツヤと黒光りした体は私にAV男優を思い出させる。別に鳴くわけでもなく、ものすごく台所を荒らされるわけでもなく、人間に危害を加えるわけでもないのにあの日本人から総スカンを食らうという体たらく。恐ろしい。きっと遺伝子レベルでG is 恐ろしいと植えつけられているに違いない。

というわけで私はドラッグストアへ出向き、Gの為に家を買ってやった。自分の持ち家すらないのに、である。開封して組み立てることにした。確か小学生くらいの頃に母の手伝いで組み立てたことがある。そのときは山折り・谷折りを繰り返し粘着シートを剥がすだけだったのだがもう世界は21世紀。まずは玄関部に足ふきマットを貼る。しつこいがうちの玄関には玄関マットが無い。なぜこの羊(人間)だって持ってないものをGに買い与えねばならぬのか、と怒る気持ちを抑えつつ玄関は完了。

てことは次は粘着シートを剥がすのか…と剥がして粘着面がお目見えすると何やら真ん中に【ここに誘引剤を置いてください】という文が。誘引剤?ステキな30代のクールビズ男子が入っているのかと思いきや、ビーフ(牛肉って言えよ)・えび(羊の好物です)・野菜などの素材を再現した強力誘引剤と書いてある。確かにその誘引剤が入った小袋を匂ってみるとなんか良い匂い…いかんいかん、人間が誘引されてどうする。その誘引剤を置いて台所に設置。よし、完成。

しかし餌、足拭きマット付きの持ち家だなんて、Gも偉くなったもんだ。

*1:関西芸人。関西でも知ってる人は少ないのでは。リットン調査団とかバッファロー吾郎の系統だろうか。