ぬきあしさしあししのびあし

基本的に、約束があれば別ですが昼間呼び鈴を鳴らされても出ない方針です。うちは昭和な団地なのでオートロックなんてハイテクなものがないので入りたい放題だし、だいたい「なんとかの証人」とか「浄水器買って」とか「孫ちゃ〜ん、じいじだよ〜」なのでね。

土曜日は、ネットで注文した商品が届くとメールがあったのでピンポンに嬉々としてドアを開けたら…
「○○さんのお宅ですよね?▲▲鉄工所にお勤めの。」
なぜ相手はこんなに知ってるの?夫が何かしでかしたの?
「わたくし、☆☆生命のものです」
この時点で、ちゃんと穴から覗かなかったのを後悔しているわけですが、あぁぁ…外交員の人ってザ・肉食系で、すごく苦手だわ。

夫が「■■で保険に入ってます」と一度は断ったのに、さすが肉食獣は簡単には逃がしてくれない。私はシマウマ、奴はライオンだわ。とか思ってるうちに資料を渡され「じゃ、これ、ご主人と検討して。明日また来ます」って有無を言わさぬ感がひしひしと伝わってきます。
「えっ、明日はちょっと用事が…(嘘)」とやんわり言ってみると
「じゃあ明後日でも来れますから」って、人の家に訪問するのにとんでもない上から目線でライオンはその日の狩りを諦めたようね…

明後日(すなわち月曜日)になり、断っても予想通り「比較してどう」とか色々詰め寄られるけど負けじと再度断ったけど「じゃあ今入ってる保険の証書のコピーください、比較するから」と、さすがノルマ達成という大きな目標に向かうライオンはちょっとやそっとじゃへこたれませんな。適当にお茶を濁そうとしたら「ほら今はね、手元でコピーできるすごい機械があるから持ってきますからね」とさらに追い詰める百獣の王…また来ますからと一方的に告げ、今回も逃がしてくれました。

しばらく来ないかと思ってたらもう早速先ほどやって来た。居留守使ったけど思いのほかしぶとかった。たぶん心臓に毛どころかトゲくらい生えてる。