世の中には自分に自信があるタイプと自分に自信がないタイプに分けられる。私なんぞはバリバリ後者である。

昨日やって来たおばあさんは自信満々に『私は舌が肥えてるから、おいしいものしか受け付けないのよねぇ』と言ってやって来た。

その話を家でしてみたところ、『そういう人が意外とゼリー寄せだったりするんだって』と配偶者。

ゼリー寄せとは、以前テレビで萩原流行(どうでもいいけどはぎわらりゅうこうだと思ってたよ、ながれなんて読めやしない)が料亭でドッグフードを出されたら解るか、という企画で、萩原氏は見事に『ううーん、これは松坂牛のゼリー寄せだな』という答えを出した、という逸話である。

いかに人は普段食べ物以外の情報に惑わされやすいか、という教訓を残してくれたわけである。

私もゼリー寄せをおいて接客に臨みたいものである。お客様、いかがですかお味は。