欧米か!

名付け本を読んでいると必ず出てくる「国際的な名前」というページ。「国際的に活躍する子供に」とかたいそうな事が書いてあるけど要はケイトとかマイクとかに漢字を当てて名付けをするってことだ。国際化とか言う癖に東南アジアとかアフリカなどの名前はない。「実はうちの子の名前には、ラテン語でナントカって意味があるんです☆」とか「国際的にも活躍できるように、ドイツ語でこういう意味がある名前を選びました」と基本的に欧米だ。日本人の欧米コンプレックスもなかなか根深いなーと思う。

それと同じく、よく言われるのが「子供の英語教育は早めにね」というありがたいのかありがたくないのかよく解らないアドバイスだ。なぜか日本人は英語に対して恐ろしいほどコンプレックスを抱えているのでせめて子供はペラペラにしたいらしい。考えてみたら中学で3年、高校で3年、大学行って4年、で10年くらい勉強してる人も多いわけなのに多くの人はカタコトだし、一体何を勉強したのかな…と思う。

学生生活で一番多くの人を煩わせたのは実は数学だと思う。私も赤点取ったし苦しめられた。文系の人で「数学ができないから国公立大を諦めた」っていう人は山ほどいると思う。じゃあ子供には数学ができる子を…と言う人を未だ見たことがない。それもまた、不思議。

基本的に他人の事だから人それぞれなんだろうけど、なぜ国際化という強迫観念に駆られている人が多いのか、アレが前から不思議でならない。