小学生の頃、家族で知り合いの人の家に遊びに行った時。夕方になったのでおばさんが夕飯の支度を始めた。白和えを作るのに、すり鉢を出してきたはいいがすりこぎが見当たらない。するとおばさんが羊の父・ヒロシ(仮名)に向かって

「じゃあ、ヒロシさんのすりこぎ出して!」と言った。

ヒロシは「もう、仕方ないなー」と言いながらベルトを外すフリをした。要するにすりこぎの代わりに男性器を出せ、という話らしかった。

と、いうのを友達に話したらものすごく驚かれた。親が子の前でそんな話をするのはありえないと言われた。ちなみに、その友達は酔ってもシモネタを話さない。羊は、シラフでもシモネタ大好きである。きっと育った家庭というバックグラウンドがそうさせたのだ。押入れ開けたら普通にAVがあったし、ある日本棚から本を探していたらものすごい量のエロ本が出てきたこともある。おかげで思春期にありがちな「彼氏ってばね、エロ本隠してたの、浮気よ浮気」「なんで私という彼女がいるのにAVを見てるの…?信じられない!」といった男子への失望をせずに済んだ。それはそれ、これはこれ、悪かないね、妻の肌。走り続ける、グレーの青春。でもむしろAVに詳しくない男子とかいるとなんか心配になる。AVエロ本大好きというのが男子だと思ってるから。ね、みんなベッドの下にはエロ本、ドラえもんてラベルのついた裏ビデオがあるんだよね?男子のデフォルトとして。