ふるさと遠く天国生まれ

お盆である。帰省ラッシュである。うちも海外の実家の祖父から帰ってくるのかと問われたがシコクアイランドでのオボン・バカンスとする。と、いうのは嘘で派遣会社の担当社員(男子)に「お盆も働いてくれるんですよね?」と耳元でささやかれたのである。

その担当社員、年の頃は30代後半だろうか。彼は初対面でこう切り出した。
「羊さんって、下の名前花子(仮名)なんですね」
「アッハイそうですけど…」
「いやぁー、僕、花子(仮名)って名前には縁があるな〜」
「え、どうしてですか?」(←ちょっと引いてる)
「実はね〜、僕の奥さん(自分の家内を、奥さんて!)、花子って名前なんですよ〜」
「へーそうなんですかー」(←かなり引いてる)

人の出会いなんて星の数ほど、と言うけどほんと奇跡なんだなと思う。きっと無駄な出会いなんて無いんだよ、とポジティブに捉えつつも用があってこの人の携帯に電話しなきゃいけないのになかなか電話できない。どうしてだろう。このモヤモヤした気持ち。恋のフラグ…立った…?いけないわ、そんなのW不倫だものっ…!!

正解:ただ単に話したくないから。