春は妄想の季節。

月曜日に職場のスーパーで、裏の倉庫でぶつかりかけた催事品を扱う男子がいて、んだよもう、あぶねーな、気ぃつけろこのダボ、と心の中で思っていた。

火曜日に仕事が休みだったので、出かけて同じ系列のスーパーへ行ったら、ここでも催事品を運んでた。

『あっ、あんた、あの時の店員!』
『あ!』

という少女漫画にありがちな展開があるわけでもなく、まあ普通に知らないフリをして通り過ぎたんだけども、なんかこれってベタなシチュエーションかもなーと思った。
べ、別に私はたまたまここに買い物に来ただけなんだからねっ…!あんたに逢いに来たわけじゃないんだからっ…!とツンデレで〆ます。